豊川修司（宇都宮教会代理牧師）

メッセージ： 洗礼への道（5）洗礼試問会

　ご機嫌いかがですか。牧師の豊川修司です。

　今日は「洗礼への道」のお話です。求道者は礼拝と受洗準備会を通して、少しずつ信仰を理解してきました。「神とイエス・キリストは自分の罪を赦すために絶対に必要な御方である」と、自分の言葉で云い始めたのです。

　教会に来たころは、思い患いや悩みが心を支配していました。でも今はそれらを語ることなく、御霊が適切な言葉を語らせるように、感謝の言葉や生活の変化への喜びを語るように変えられてきたのです。

　教会に来はじめてから半年ほど経つと、教会の人達と親しく交わりを始めました。教会の食事会で微笑みながら食事をし、終われば皆で食器を洗いながら、パントリーでも交わりです。周りの教会員たちは、求道者の洗礼を願い、また求道者も洗礼を考える様になってきました。
ここまでくれば洗礼は間近です。洗礼を受けるには、学んだ信仰の内容を確認する試問会が行われます。試験勉強と違い、心からの罪の悔い改めとイエス・キリストへの信仰を確認します。

　聖書はこの様子をヨハネによる福音書10章16節で次のように語っています。
「わたしには、この囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。その羊もわたしの声を聞き分ける。」
　主イエスは、迷える羊をとことんまで捜し、救いに入れてくださるのです。

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