いかがお過ごしでいらっしゃいますか。江古田教会の浅野正紀です。今日も聖書の言葉に共に耳を傾けましょう。今週は、旧約聖書に登場する人物をとりあげております。今日は、ダビデの二回目です。
羊飼いだったダビデは、神さまに選ばれて、イスラエル王国、第二代の王になりました。ある時、神さまは、預言者ナタンを通して、ダビデに次の約束をしました。サムエル記下7章12節のみ言葉です。「あなたが生涯を終え、先祖と共に眠るとき、あなたの身から出る子孫に跡を継がせ、その王国を揺るぎないものとする。」
神さまは、ダビデの王座は、ダビデの子孫が跡を継ぐこと、その王座は、永遠に続くことを約束してくださいました。この神さまの約束の通り、ダビデの死後、イスラエル王国の王になったのは、ダビデの子、ソロモンでした。
ところが、ソロモンの死後、イスラエル王国は、ソロモンの部下が王になった北イスラエル王国とソロモンの子が王になった南ユダ王国に分裂してしまいました。そして、北イスラエル王国も南ユダ王国も自分たちよりも大きな国に滅ぼされ、この地上から姿を消してしまいました。
それでは、神さまの約束は、結局、実現しないのでしょうか。そんなことはありません。神さまは、必ず約束を実現させてくださる方です。ダビデが次のように祈っていた通りです。サムエル記下7章28節のみ言葉です。「主なる神よ、あなたは神、あなたの御言葉は真実です。」