浅野正紀（江古田教会牧師）

メッセージ： アブラハム

　いかがお過ごしでいらっしゃいますか。江古田教会の浅野正紀です。今日も、聖書の言葉に共に耳を傾けましょう。今週は、旧約聖書に登場する人物をとりあげたいと思います。今日は、アブラハムをとりあげます。

　アブラハムは、カルデアのウルで暮らしていました。ある日、アブラハムは、次の神さまの声を聞きました。創世記12章1節から2節のみ言葉です。「あなたは生まれ故郷、父の家を離れて、わたしが示す地に行きなさい。わたしはあなたを大いなる国民にし、あなたを祝福し、あなたの名を高める、祝福の源となるように。」

　こうしてアブラハムは、故郷のウルを離れて、神さまに導かれるままに旅をしてたどりついた地がカナンでした。そして、神さまは、アブラハムに、こう約束してくださいました。創世記17章8節のみ言葉です。
「わたしは、あなたが滞在しているこのカナンのすべての土地を、あなたとその子孫に、永久の所有地として与える。わたしは彼らの神となる。」

　神さまは、アブラハムとその子孫にカナンの地を与えてくださいました。そしてもっと大切なことは、神さまが自らアブラハムとその子孫の神となってくださるということです。すなわち、神さまは、どんな時もアブラハムとその子孫と共にいてくださることを約束してくださいました。これ以上、心強い約束は、ありません。聖書には、この神さまがアブラハムにしてくださった約束が、どのように実現していくのかについて記されています。

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