ご機嫌いかがですか、千葉県八千代市にあります勝田台教会の牧師をしております、坂井孝宏と申します。
私たちの信じる神様は、「死者に命を与え、存在していないものを呼び出して存在させる神様」だと、ローマの信徒への手紙の4章17節というところに書かれております。
「死者に命を与え、存在していないものを呼び出して存在させる神様」、こういう神様を信じて生きた信仰者の証として、例えば旧約聖書のはじめの創世記には「信仰の父」と呼ばれるアブラハムと、その妻サラが登場します。
彼らは大変高齢でしたけれども、「あなたたちに子を与える」、という神様の約束を信じまして、本当に約束どおりに息子イサクを生んだというのですね。すごい信仰ですけれども、とはいえこういう信仰をアブラハムがはじめから確立していたわけではありません。むしろ彼は、「そんなことは無理ですよ…」と、約束を信じられない思いを示したと、創世記には書き残されています。
でも、そんな彼に、本当に子を与え、「神に不可能はない」と教えてくださったのは、神様のほうです。
イエス様の復活の時というのもそうでした。弟子たちはみんな「そんなことありえないでしょ…」と信じられなかったのです。でも、そんな彼らの前に本当に現れて、「神に不可能はない」と教えてくださったのは、主イエスです。
私たちはいつも信じられないものです。でも、「死者に命を与え、存在していないものを呼び出して存在させる神様」ご自身が、ご自身で力を証明して下さって、信じる心さえも与えて下さるのです。