あさのことば 2017年1月13日(金)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

メッセージ: 「与える神」 6.御自分さえ与えた神

 いかがお過ごしでしょうか。国立聖書教会の野島邦夫です。
 今週は「与える神」をキーワードにして、キリスト教の神と救いについて考えて来ました。
 聖書の神は、唯一の神、善きもので満ち溢れる神です。欠けたところはありませんから、人間の捧げ物によって補われる必要はありません。
 逆です。人間に満ち溢れるものを注いでくださる神、「与える神」です。

 では、何を、どの程度与えて下さるのでしょうか。
 人は神というものに求める、第一のものは救いです。
 「神のために何かをするなら、その見返りに救いを与える」というのでしたら、人ができることは限られていますから、見返りの救いも限られています。

 人が求めるのは、自分ではいかんともしがたい大いなる救いですから、この真の救いは見返りではなく、ただ与えられる救い以外にありません。
 救いを求める人にできるのは、「求めて、信じること」だけでしょう。

 聖書の神・主は、まさに「求めて信じなさい、そうすれば救いを与えよう」と言われます。
 いかにも安っぽい救いに、一見見えます。しかしそうではありません。
 主は、人に真の救いを与えるために、既にご自身の分身ともいうべき御子イエス・キリストを、この世界に与え、死に渡されました。
 キリスト教の要約は「ただキリストを信じなさい、そうすれば救われる」です。
 この言葉が力を持つのは、主が御子をさえ「与えられた神」だからです。

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