お元気にお過ごしですか。私は茨城県つくば市東、谷田部東中斜め向かい、筑波みことば教会牧師の、小堀昇です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。
さて、イエスの御生涯を一言で表せば、それは「愛」。それに満ちた御生涯、と言うことができるでしょう。
イエスはその愛によって、人々の罪を許して行かれました。人々の病を癒していかれました。
ある人は、悪霊を追い出してもらいました。ある時は、人々が全く相手にもしないような人々を相手に、福音を語っていかれました。
そして最後は、あなたを愛して、私を愛して、十字架の死に至るまで従っていかれました。
聖書に、イエスの愛を表す言葉を探すならば、それはもう枚挙に暇がないでありましょう。
そしていつも私の心に残っているのは、次の御言葉なのです。
「イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て深く憐れみ、その中の病人をいやされた」。マタイの福音書の14章14節です。
この深く憐れむという御言葉。元々は、ギリシア語で「はらわた」を表しています。そこは私達の、感情の生まれる場です。はらわたが揺り動かされる。このように言いますけれども、イエス様は、目の前にいる人々の悲しみに合わせて、お腹の底から、はらわたの底から、それが揺り動かされるように、「ああ…」と、共感して下さるお方です。
「神様がおられるならばどうしてこんな事が起こるのか」。そういうことも沢山人生にはありますけれども、イエス様はそれに、その疑問にお答えになる前に、私の苦しみと共に、あなたの苦しみと共に、苦しんで下さり、お腹の底から「ああ…」と、共感して下さるのです。
そしてこの愛をもって、あなたの人生を導いて下さいます。
新しい年2017年、ぜひあなたも、この愛を知って下さい。