おはようございます。仙台教会の風間義信です。
私たちには時にはひらめく、思いつくという感覚があります。それがとても良い結果を生み出すこともあるでしょう。けれども、私たちが今こうして生かされていること、それは何かのひらめきや思いつきで起こっていることではありません。
旧約聖書の詩編の作者は、「あなたは、わたしの内蔵を造り、母の胎内にわたしを組み立ててくださった。」(139:13)と歌いました。
この「あなた」と呼びかけられる方を、聖書は「あなたを造り、母の胎内に形づくり、あなたを助ける主」(イザヤ44:2)と呼んでいます。これは私たち一人一人がこの世に生まれ、今日(きょう)まで生きてくることができたのは、この方がおられるからです。その強い思いは、決して単なる思いつきやひらめきによったものではありません。心の奥からあふれ出た深い決意のあらわれといってもよいものです。
このように造られ、生かされている私たちは、たとえ自分の思い通りの生涯とは思えなくても、そこに無駄になることなどは一つもありません。「あなたを造り、母の胎内に形づくり、あなたを助ける主」なる神様が今日もあなたと共にいてくださり、愛し続けてくださっています。
「平和の源である神があなたがた一同と共におられるように、アーメン。」(ローマ15:33)