野島邦夫（国立聖書教会牧師）

メッセージ： キリスト教は難しい？　2.偏見は無いか

　いかがお過ごしでしょうか。国立聖書教会の野島邦夫です。
　「キリスト教は難しい」という声を、よく耳にします。どこが難しいのでしょうか？今週はこの問題を、様々な面から考えています。そして、それが誤解なら正しましょう。

　日本人が今でもキリスト教に対して、何か「構えた気持ち」を持っているように感じるのは、私だけでしょうか。例えば、仏教などは日本社会に溶け込んでいるが、キリスト教は違和感がある、というような言い方で。

　世界の僻地に住んでいる日本人を取り上げるテレビ番組があり、先日アフリカの奥地で働く一人の宣教師・教育者の様子が放映されました。驚いたことに、宣教活動は全く出て来ず、クリスチャンであることさえ触れられず、映されたのはただ教育活動だけでした。
　更に驚きました。その翌週は同様な地域で活動する仏教の僧侶が主人公でしたが、この方については、袈裟姿の各地での布教活動が主な放映内容でした。

　キリスト教は「外国の宗教」だから、日本人には合わない、というかつて流布していた偏見がなおあるのでしょうか。
　しかし、これはまさに「偏見」です。人間の最も大切な、生と死、生きがい等の問題は、宗教しか答えが出せません。
　そして、「真の宗教」は日本人であろうが欧米人であろうが、同じ人間ですから、同じ確実な答えを出せます。そしてキリスト教は、その答えを出せます。

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