いかがお過ごしでしょうか。埼玉県羽生市にある羽生栄光教会の村田寿和です。
新約聖書には多くの手紙がありますが、そのほとんどがイエス・キリストの使徒パウロによって記された手紙です。かつてパウロは、イエス・キリストを信じない者でした。信じないどころか、キリスト教会を滅ぼそうと迫害していたのです。
教会を迫害していたパウロが、なぜ、イエス・キリストを信じ、福音を宣べ伝える者となったのでしょうか?それは、復活の主イエス・キリストが、ダマスコ途上において、パウロと出会ってくださったからです。
パウロは、自分が、神様に仕えていると思って、イエス・キリストを信じる者たちを迫害していました。しかし、イエス・キリストこそ、神その方であったのです。復活のイエス・キリストは、迫害者パウロに現れてくださり、御自分の福音を宣べ伝える者としてくださいました。イエス・キリストは、自分に逆らっていたパウロを、自分に仕える者としてくださったのです。このことにパウロは、イエス・キリストの絶大なる恵みを見たのです。
私もかつては神様に逆らう者でありましたが、今は、恵みによって、イエス・キリストを信じる者とされました。そしてこの恵みは、今朝、あなたにも注がれているのです。
今日の聖書の言葉。「わたしは、神の教会を迫害したのですから、使徒たちの中でもいちばん小さな者であり、使徒と呼ばれる値打ちのない者です。神の恵みによって今日のわたしがあるのです。」コリントの信徒への手紙一 15章9節、10節