ご機嫌いかがですか。宇都宮教会代理牧師の豊川修司です。
今朝の御言葉は詩編23編3節と4節「主は御名にふさわしく、わたしを正しい道に導かれる。死の陰の谷を行くときも、わたしは災いを恐れない。あなたがわたしと共にいてくださる。あなたの鞭、あなたの杖、それがわたしを力づける」という箇所です。
神は羊たちが道に迷うことなく、救いの道に招いてくださいます。羊飼いは羊たちを休ませ、のどに潤を与えたら、羊を連れて次の青草とオアシスを求めて放牧にでかけます。その道は険しく、狭い谷間であったり、死に直面するような場所でも通過しなければなりません。その時、羊飼いは持っている鞭と杖で野獣の獅子や狼を命がけで追い払うのです。羊飼いの守りによって羊たちは勇気をもってまた歩き始めます。
まさに、この光景は人生と重なる思いです。人生はいつも「死の陰の谷を行く」ようなものです。楽どころか、次から次へと労苦がやってきます。そこから逃げ出して、楽な道を選びたくなります。しかし、詩編の記者は、襲い掛かる試練に「わたしは災いを恐れない」と告白しています。
ここに、選択の分岐点です。選択の決め手は、「あなたがわたしと共にいてくださる」という神を持つことです。そうすればどのような試練に直面しても、「主が共におられる」からこそ、強く雄々しく生きられるのです。