今日もお元気にお過ごしですか。持田浩次です。
イエス様は弟子たちに、お祈りをこのように教えられました。「天におられるわたしたちの父よ、御名が崇められますように。」
御名が崇められますように、という時の御名というのは、神様のお名前のことです。聖書では、名前は、その人の存在や性格、働きをあらわします。ですから、神様の御名が崇められますようにと祈ることは、神様の存在や働きが崇められますようにということです。
このお祈りは、まず私たち自身が神様を崇めることを求めています。私たち人間は、神様をほめ、崇めるように神様に創られています。人間が人間として生かされている理由は、神様を崇めて喜ぶためです。
人が、言葉や心を使って神様を崇め、喜ぶことは、ほかの動物や生き物よりも、人間だけにできるすばらしいことです。それは人間にとっても、とても幸せなこと、光栄なことです。
さらにこのお祈りは、私たちを見た人が、私たちではなく神様を崇めますようにという意味があります。
人の力でどんなに頑張っても、大いなる神様の栄光をあらわすことはできません。それでもなお、神様が私たちに働いて、神様の力によって、神様の栄光をあらわしてくださいます。何と光栄なことでしょう。神様の御名があなたによって崇められますように。
今日の聖書の言葉。
「わたしたちではなく、主よ、わたしたちではなく、あなたの御名こそ、栄え輝きますように、あなたの慈しみとまことによって。」詩編115編1節