ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
紀元2世紀に活躍した、キリスト教の学者エイレナイオスという人がこう言いました。「人類の最大の発見は、神発見である」。さらに言うには、「神発見は神御自身の啓示によらなければならない」。
「啓示」というのは難しい言葉です。広辞苑でひいてみるとこうあります。「人知では知ることのできない神秘を、神自らが人間に対する愛の故に蔽いを除いてあらわし示すこと」。つまり、人間の力では知ることができないので、神様の方から、人間に対する愛のゆえに、御自身のことを明らかにしてくださる、示してくださるということです。
確かに人間の限られた知性や経験では、無限の存在の神を知ろうとしても無理な話です。さらにエイレナイオスは言います。「イエス・キリストを見ることによってのみ、我々は神を見るのである。天の父なる神の発見こそ人類最大の発見であり、聖書のみがこれを与えてくれるのである」。
聖書を通してイエス・キリストを知ることによって、神を発見するというわけです。
聖書には、イエス様の言葉として次のようなものがあります。《あなたがたがわたしを知っているなら、わたしの父をも知ることになる》。
そのイエス・キリストを知った喜びを、イエス様の弟子であるパウロは言いました。
《主キリスト・イエスを知ることのあまりのすばらしさに、今では他の一切を損失とみています。キリストのゆえに、わたしはすべてを失いましたが、それらを塵あくたと見なしています》。
これはあなたの経験にもなるのです。聖書を通してイエス・キリストを知り、そして神を発見しましょう。