あさのことば 2016年9月4日(日)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

川杉安美(綱島教会牧師)

川杉安美(綱島教会牧師)

メッセージ: イエス・キリストの十字架

 ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
 イエス様の代表的な弟子であるパウロという人が言いました。《ユダヤ人はしるしを求め、ギリシア人は知恵を探しますが、わたしたちは、十字架につけられたキリストを宣べ伝えています》。

 当時のユダヤ人たちは、神様が働いておられるという何かしるし、奇跡、それを求めていたようです。
 また、ギリシア人は、何か新しい知恵、哲学、教え、そういうことを求めていたようです。
 そういう中にあってパウロは、あくまでも十字架につけられたキリストを伝えるというのです。なぜならば、それこそが人間に最も必要なものであり、最も大事なことだからです。
 あるいはこう言い換えてもいいでしょう。イエス・キリストの十字架こそ、神様からの本当のしるし、本当の知恵があると。

 人間は、神様を信じ、神様と共に生き、歩むことが本来のあり方でした。しかし、神様を忘れ、神様に背を向けて歩むようになってしまいました。そのことを罪と言います。どんなに良い人でも、善人であったとしても、神様に背を向けているなら、罪人なのです。
 全く正しい神様は、その罪を見逃すことはできません。それは不正です。罪人は裁かれ、滅びなければなりません。しかし、神様は憐れみ深いので、罪人を赦す道を開きました。それが、イエス・キリストの十字架です。
 イエス・キリストを人間の罪の身代わりとして、十字架で裁いたのです。そのようにして、罪人を赦し、和解の手を差し伸べてくださったのです。

 イエス・キリストの十字架が、私の罪の身代わりだと受け入れるなら、神様と和解することができます。本来の人間のあり方として、神様と共に歩むことができ、天国にも行くことができるのです。

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