ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
昔、イスラエルの国には「祭司」と言う特別な職業がありました。この祭司は神殿で働き、特に人と神さまの間を取り次ぐ役目を果たしていました。
人が神さまに背いて罪を犯したなら、祭司はその人のために神殿で生贄を献げて、その人の罪が赦されるように祈りました。この祭司がいなければ、人は神さまと共に生きることができないのです。
救い主イエスは私たちのために大祭司となられて、私たちと神さまとの間を取り次いでくださる方なのです。このイエスは、十字架でご自身の命を神さまへの生贄として献げてくださいました。そして私たちの罪が赦されるようにしてくださったのです。ですから、私たちの罪のすべては、この大祭司イエスの働きによって赦されているのです。
この大祭司イエスの働きによって、私たち人間と神さまとの間を隔てていた障害物がすべて取り除かれました。だから、イエスを信じる私たちは、神さまとともに生きることができるのです。
そして私たちが天の神さまに親しく祈りをささげることができるのも、またその方に大胆に近づくことができるのも、すべて、この大祭司イエスの働きによるものなのです。
聖書の言葉
「それで、イエスは、神の御前において憐れみ深い、忠実な大祭司となって、民の罪を償うために、すべての点で兄弟たちと同じようにならねばならなかったのです。」
ヘブライ人への手紙2章17節