いかがお過ごしでしょうか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も神様の御言葉に聞きたいと思います。
イエス様が十字架で死なれた後、その遺体は、ユダヤの議員であったヨセフによって引き取られ、墓に納められました。
彼は議員でしたので、自らが持っている一票をイエス殺害に投票した人です。言ってみれば、イエス様を殺害した張本人です。
しかし、このヨセフは心の中でイエス様を慕っていました。
周りの空気や流れに逆らえずに賛成票を投じてしまったのでしょう。ですから、大きな葛藤と、後悔の念が彼の心にあったはずです。だからこのヨセフは、せめて遺体を丁重に葬りたいと勇気を出して名乗り出たのです。
イエス様が墓に葬られたという出来事は、神であるイエス様が、私たち人間と同じように死なれたことを意味します。
私たちは漠然と死を恐れますが、イエス様は人となって死を味わって下さったのです。なぜなら、私たちの人生の最後にある死に際しても、私たちに何が必要かを知り、手を差し伸べるためです。
人生の中に、葛藤や後悔することがあっても、そして死においてさえも慰めを与えて下さる御方。それがイエス様という神様なのです。
あなたを助けられるように、イエス様は人生の全て、死においても近づける神様なのです。