月曜日の朝、気持ちよくお目覚めですか。ラジオ牧師の山下正雄です。きのうはキリストの復活をお祝いするイースターの日でした。
さて、キリストと同じユダヤ人の中にも、復活などあり得ないと考えていた人たちがいました。
ある日のこと、そんな復活などあり得ないと考えていた人たちが、キリストのもとへやってきて難儀な質問をぶつけます。
その当時は夫に先立たれた未亡人を、その夫の兄弟が娶るという習慣がありました。それをレビラト婚と呼んでいます。
もし復活が本当にあるとするなら、復活した世界では、その妻はいったい、どっちの夫の妻となるのか、という質問です。質問者が言いたいことは、だから、復活などあるはずはないし、あれば復活の世界は混乱した世界だという論理です。
これに対して、キリストは開口一番、こうおっしゃいました。
「あなたたちは聖書も神の力も知らないから、そんな思い違いをしているのではないか。」(マルコ12:24)
復活を信じるということは、結局のところ神の力の絶大さを知ることです。神を人間以下に見積もれば、復活もまた、あり得ないこととなってしまいます。
今日の言葉…「わたしたち信仰者に対して絶大な働きをなさる神の力が、どれほど大きなものであるか、悟らせてくださるように。」 エフェソの信徒への手紙1章19節