いかがお過ごしでしょうか?埼玉県羽生市にある羽生栄光教会の村田寿和です。
今週は、イエス・キリストの苦しみと十字架の死を覚える受難週です。特に、今日は「洗足日」と言われています。イエス様が弟子たちの足を洗われたことを覚えて、「洗足日」と言うのです。
当時、ユダヤの社会において、足を洗うことは奴隷の仕事とされていました。しかしイエス様は、十字架につけられる前の夜、弟子たちの足を洗われたのです。それは弟子たちに、自分を低くして、互いに仕え合うように、身をもって教えるためでありました。
ヨハネによる福音書13章12節から14節に次のように記されています。
さて、イエスは、弟子たちの足を洗ってしまうと、上着を着て、再び席に着いて言われた。「わたしがあなたがたにしたことが分かるか。あなたがたは、わたしを『先生』とか『主』とか呼ぶ。そのように言うのは正しい。わたしはそうである。ところで、主であり、師であるわたしがあなたがたの足を洗ったのだから、あなたがたも互いに足を洗い合わなければならない。」
イエス様は、私たちが互いに仕え合う者となるために、私たちの足を洗ってくださいました。イエス様が弟子たちの足を洗ってくださったこと。それは、イエス様の十字架の死を意味しています。イエス様は、十字架の死によって、私たちを罪から清め、互いに仕え合う者、互いに愛し合う者としてくださったのです。