いかがお過ごしですか。船橋高根教会の牧師の小峯明です。
日曜日の朝を迎えました。
聖書には、「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された」と記されています。神はわたしたちを愛してくださる神です。
しかしながら、その神が「アブラハムを試された」と語られています。今日の御言葉に「これらのことの後で、神はアブラハムを試された」とあります。
わたしたちは学生時代に何度も試験で苦しみました。学校の試験は教えられたことをどこまで理解しているかを試す試験です。
信仰にも試験があるのでしょうか。もちろん、その試験は聖書の知識や、教えの試験ではありません。それは神を愛するか、神以外のものを愛するか、神を信頼するか、神以外のものに喜びを見いだすかの試験です。
神はここでアブラハムに、あなたの愛する独り子イサクを、犠牲として殺すように命じました。イサクはアブラハムとサラの間に生まれた子供で、しかも高齢の夫婦に神が特別に与えた息子でした。その息子を殺せ、とは何と不条理な要求でしょう。しかし神は、愛する者を試されます。その信仰を鍛練するためです。
アブラハムは神の命令に従いました。息子を祭壇で殺そうとした瞬間に、天から御使いの声が響きました。「その子に手を下すな。何もしてはならない。あなたが神を畏れる者であることが、今、分かったからだ。」
アブラハムは試験に合格しました。
神は、わたしたちを愛して合格させてくださいます。
神に信頼しましょう。困難でも、苦しくても、神に従いましょう。神はあなたと共におられます。