おはようございます。ひたちなか市足崎にあります、ひたちなか教会の小宮山裕一です。
私たちには、多くの不安があります。不安を感じるのは当たり前のことで、それ自体は問題ではありません。しかし、不安が大きすぎると、押しつぶされてしまうこともあるでしょう。
今日は、私たちを不安に陥れる運命について考えてみたいと思います。
運命とは、人間の意志に関わりなく巡ってくることがらです。幸せも有れば、不幸もあります。人間の意志や力ではどうすることもできないので、偶然によって支配されること、ともいえるでしょう。
確かに、この世界には人間の力ではどうすることもできないことがらが多くあります。天変地異や災害、事故。これらは自分が望んでいなくても、一方的にやってきます。そしてこうしたものを不安に思うのは当たり前です。
しかしながら、聖書は語ります。この世界に偶然などはないと。全ては神様の御手の中にある、と。この世界をお造りになった神様が、全てのことがらを導いてくださる、と。
もちろん、私たちは神様のご計画を全て知ることはできません。しかし、神を信じるのなら、例え思いがけないことが起きたとしても、それは運命のように、私たちとは関わりのないところで起こる事柄ではなくて、あくまでも神様がよしとされたから起こることなのです。
もし、この世界に神がいなくて、あらゆることが起こるのだとしたら、最終的に行き着く先は絶望かもしれません。しかし、もし神がいるのだとしたら、そこに一筋の希望を見いだせるのではないでしょうか。