おはようございます。ひたちなか教会の小宮山裕一です。今日は日曜日です。教会での礼拝が祝福されますように祈ります。
創世記には、様々な人名が出てきます。興味深いのは、こうした人々は名前と共に何歳まで生きたのかというところまで記していることです。その中にエノクという人物がいます。
「エノクは365年生きた。エノクは神と共に歩み、神が取られたのでいなくなった。」(創世記5:23、24)
ここでエノクは365年生きた、と言われています。現代の感覚からしますと、人が365年いきるということは、にわかには信じがたいのですが、実は創世記にでている人の中で、365年生きたというのはそれほど長生きというわけではありません。他の人は900年生きたといわれている人もいます。
このところで考えたいのは、実際に何年生きたのか、ということではなく、エノクが神と共に歩んだということです。エノクは他の人に比べれば短命でしたが、神と共に歩んだ、という言葉は他の人にはついていません。これはエノクにだけついている言葉です。そして、エノクは特別な尊敬が与えられています。
人は長生きすれば良いのでしょうか。長生きそれ自体はすばらしいことです。しかし、それが幸せに直結するとは限りません。大切なのは神と共に歩むことです。エノクは、他の人よりも短命だったかもしれませんが、神と共に歩み、幸いな人生を歩んだのです。
神と共に歩む。この幸いをいただきましょう。