あさのことば 2016年1月13日(水)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

櫻井良一(東川口教会牧師)

櫻井良一(東川口教会牧師)

メッセージ: 洪水の中でも流されない

 ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
 昨年の夏は私の故郷の茨城県で大きな自然災害が起こり、多くの人々が被害を受けました。そのときテレビでは、破壊された堤防から大量の濁流が流れ出し、たくさんの家を押し流していく場面が映し出されていました。しばらくしてこれもテレビで評判になったことですが、洪水の中で一軒だけ流されないまま残った家がありました。ほかの家が土台ごと流されてしまったのに、どうしてこの家だけは大丈夫だったのか、それがマスコミの関心の的となったのです。

 その家は数年前に地震や自然災害に備えて新築されたもので、地下の岩盤まで届く杭によって土台がしっかりと支えられていたと言うのです。だからこの家だけは、洪水の中でもしっかりとその場に踏みとどまることができたのです。

 聖書の中にもイエス様が語られた同じようなお話が登場します。イエス様は、自分の人生を神様の言葉の上に築く者を、しっかりとした土台の上に家を建てた人と同じだと教えています。たとえその人生に嵐のような試練が襲ったとしても、その人はいつも神様の言葉によって支えられ、助けられて生きることができるからです。そしてイエス様は、私たちにも神様の言葉の上に自分の人生を築くようにと勧めておられるのです。

 聖書の言葉
 「そこで、わたしのこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家を襲っても、倒れなかった。岩を土台としていたからである」 マタイによる福音書7章24〜25節

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