お早うございます。気持ち良くお目覚めになりましたか?仙台教会の首藤です。
この10月は、旧約聖書にある祈りについてお話します。
旧約聖書の場合、神への祈りは、主なる神と、主の契約の民、イスラエルという、特別な関係における祈りです。
実例をあげますと、創世記20章に、アブラハムが、アビメレク王のために神へ祈った個人的な祈りや、出エジプト記32章に金の子牛という偶像を造って罪を犯したイスラエルのために、主に執り成しの祈りを献げた、共同体的な祈りもあります。
この他、士師と呼ばれるヨシュアや、サムエルの祈り。預言者エリヤや、ダニエルの祈り。詩編には、ダビデ王の祈りもあり、特筆すべきは、ハンナという女性の祈りもあります。
このような祈りは、神から人々に与えられた特別な賜物としての祈りで、神と民とを結ぶ、唯一の対話、絆として、大切にされてきました。
私たちも祈りを、尊い賜物として、日々献げましょう。