おはようございます。盛岡教会の久保田証一です。
今日は早速、新約聖書から、神の御言葉に聞きましょう。
「怒ることがあっても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで怒ったままでいてはいけません」(エフェソの信徒への手紙4章26節)
ここでは、怒ることそのものを禁じてはいません。心に怒りを覚えることがあったとしても、罪を犯すことのないようにしなさい、と命じられています。心に生じて来た誰かに対する怒りの感情を、そのまま表に出したら、相手に対して暴力を振るってしまうかもしれません。そういう罪を犯さないようにするために、怒りの感情を日が暮れるまでにおさめなさい、というのです。そうしないと、翌日まで怒りの感情を引きずって、その怒りを外へ向けることになりかねないかもしれません。
もちろん、悪事に対する怒り、義憤というものもありますが、大体、怒りというものは爆発させてしまうと良い結果には終わらないのではないでしょうか。
今日という一日も、私たちを生かしてくださっている神がくださったものです。そういうせっかくの一日を、怒ったままで終わらせるのは、神に対して申し訳ないことです。一日の終わりは、たとえいろいろなことで心を揺さぶられたりしたとしても、神への感謝の心をもってしめくくりたいものです。
神を見上げて一日を過ごしましょう。