おはようございます。香川県坂出市で牧師を務める、吉田崇です。
12月24日のクリスマス・イブが終わろうとするころから、日本では驚くほど一気に街角からクリスマスムードが消え去っていきます。お聞きの皆様の身の回りでは、早くも正月を迎えるための準備に躍起になっておられるのかもしれません。さあ、どの神社やお寺に初詣に行こうか、と考えておられる方もあるかもしれません。
でもキリスト教会は、クリスマスにだけイエス・キリストをお祝いすればいいと考えていません。年に一度だけお祝いしてすませるには、余りにもったいないお方だ、と信じています。
そもそもクリスマス、という言葉は、「キリストのミサ、キリストを礼拝すること」を意味します。
イエス・キリストは、私たちの人生全体を、罪と死と滅びから救い出してくださるお方です。それは、イエスさまがこの地上にお生まれになるだけでは、果たされるものではありませんでした。
クリスマスの一時期だけイエス・キリストに関心を向けるけれど、クリスマスのシーズンが終わった途端に、イエス・キリストなどどこへやら、となってしまう、それほどにわたしたちの罪深さは大変根深いものだからです。
イエスさまは人となって生まれてくださった後、本当は何の罪も犯されなかったのに、死刑判決を受けました。
そして御自身の体を、十字架に釘づけられて一度死を遂げられたのです。
それは私たち一人一人の根深い罪を、イエスさまが身代わりとなって一身に背負ってくださり、私たちの罪の犠牲となって、罪を取り除いてくださるためでした。
さらに死んでから3日目には、罪と死に勝利して復活してくださいました。これほどのお方であるイエス様に、年に一度、クリスマスの時だけしか目を向けないというのは、あまりに申し訳ないと思うのです。
そこでキリスト教会は、毎週日曜日に礼拝をしています。そこで救い主イエス・キリストを礼拝しております。ですからキリスト教会とは、毎週クリスマスをしているところ、と言っても言い過ぎではないのです。
ですから、きょうも、また年が明けてからも、キリスト教会でクリスマスを祝うことができます。お時間が許しますなら、是非ともお近くのキリスト教会にお越しください。