いかがお過ごしでしょうか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も神様の御言葉に聞きたいと思います。
イエス様は、過ぎ越しの祭りの時に弟子たちと一緒に食事をしていました。その食事の場面は、あの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチによっても描かれました。そう、「最後の晩餐」です。
ここでイエス様は、賛美と祈りを唱えながらパンを裂き、「取りなさい。これはわたしの体である」と言って弟子たちに渡しました。また、ブドウ酒の入った杯を取って、感謝の祈りを唱えながら、「これは、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血である」と言って弟子たちに渡しました。
このパンとブドウ酒は、この後十字架につけられるイエス様を指し示す象徴的な食事でした。十字架の上で体を裂くようにして死なれたイエス様。十字架の上で血を流して死なれたイエス様。このイエス様の十字架の死は、人々の罪を赦すための犠牲の死であり、罪赦された者が神であるイエス様と共に生きていけるようにする約束でした。
十字架の死という出来事は、大変醜い面を持っていますが、イエス様の十字架の死には、それ以上のことが示されているのです。イエス様の十字架は、イエス様の大きな愛と力を現しているのです。