いかがお過ごしでしょうか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も神様の御言葉に聞きたいと思います。
イエス様の側に12人の弟子がいました。その中の一人、イスカリオテのユダという人物がイエス様を裏切った話はとても有名です。
当時、ユダヤの祭りが近づいた際、イエス様は弟子たちに、食事をする場所を用意するようにと命じました。その時、どの家の、どの人に頼めば良いか、更にどのようにお願いすれば良いかを予め指示されました。弟子たちが出かけて行くと、何とイエス様が言われた通りになりました。そのようにして用意された食事の席で、イエス様は裏切り者が出ることを示されたのです。
イスカリオテのユダの裏切りによって起こったことは、イエス様が十字架につけられるということでした。イエス様が十字架につけられるということは、ある意味で、全ての出来事が不思議な仕方で組み合わされて実現した出来事です。裏切り者が出るということさえも含めた上で、十字架の出来事が起こったのです。
イエス様が十字架で死なれることは、神であるイエス様が、人を愛される神であることを示す出来事でした。イエス様の力強い愛の力が私たちを包み込んでくれる。そのような神の愛のご支配を示すためでした。今こそ、イエス様の十字架の意味を考えてみませんか。