いかがお過ごしですか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も、神様の御言葉に聞きたいと思います。
イエス様がある人の家で食事の席に着いていた時、一人の女性がイエス様の近くにやって来ました。そして、当時たいへん高価だったナルドの香油を持って来て、イエス様の頭に注ぎかけたのです。しかも、その時に使った香油は、換金すれば当時のお金で一年分の給与に相当する高価なものでした。イエス様の弟子たちは、そんな無駄遣いをするのではなく貧しい人たちに施すべきだと非難しました。
現代人の私たちからすれば、突然人の頭に香油を注いだり、高価なものを有意義に使わないことなどは非常識極まりない行為にうつるかもしれません。でもイエス様は、彼女のしたことを擁護し、更に彼女のしたことは「記念として語り伝えられるだろう」と称賛されたのです。なぜなら、彼女のとった行動は、イエス様の十字架の死への備えであったからです。つまり彼女は、イエス様が十字架で死なれることを思っていたのです。
イエス様が十字架で死なれるという出来事には、私たちに対するイエス様の溢れるばかりの愛がメッセージとして現されています。その十字架の意味を、聖書の御言葉から聞こうとする時に、私たちはイエス様に愛されていることを必ず知ることができます。