ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
キリスト教の初期の弟子で、パウロという人がいます。キリスト教にとって重要な人物で、新約聖書の幾つかの部分を記したり、地中海周辺にキリスト教を広めたりしました。
この人はもともとキリスト教を迫害する人でした。クリスチャンを捕まえて、死刑にまでしようとする者でした。それがどうして180度変わってしまい、熱心なキリスト者になったのでしょうか。
キリスト教の教えに感銘を受けたとか、キリストの生涯に教えられたとか、そういうことではありません。イエス・キリスト本人と出会ったからです。
復活したイエス・キリストとの出会いが、キリスト教迫害者のパウロをキリスト教の重要な弟子に変えてしまったのです。イエス・キリストとの出会い、これがキリスト教の本質と言ってもいいでしょう。 確かにパウロの場合には、イエス様が直接声をかけるという特別な出会い方をしました。しかし、誰もが同じような経験をするわけではありません。それでも様々な形であったとしても、復活したイエス・キリストと出会うということが、人を変え、新しくしていくのです。
ある人は聖書を読んでいる中で、イエス様からの語りかけを見出します。あるいは、様々な出来事を通して、イエス様がご自身を示されるということもあります。長いこと教会生活をしていくうちに、やっぱりイエス様が共にいてくださった、と気がつく人もいます。 様々な形があるということは、あなたなりの形があるということです。聖書を学び、お祈りをし、日々神様を覚えながら歩む。そういう中で、あなたにふさわしい形でイエス様が出会ってくださいます。そのときまで、求めることをやめてはいけません。