ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
クリスマスの日が近づいています。クリスマスは、イエス・キリストの誕生をお祝いする日です。そのイエス・キリストの誕生については、旧約聖書の様々なところで預言されていました。たとえば紀元前8世紀のミカ書では、すでにベツレヘムという町で生まれることが言われていました。あるいはもっと前は、イスラエルのダビデの家系に生まれるとか、ナザレに住むとか、罪から救うとか、様々に言われていました。
実は、日本語の聖書では1500ページほどになる旧約聖書のテーマは、やがて誕生するイエス・キリストのこと、とさえ言えるのです。これはとても不思議に思えるのです。1500ページほどの旧約聖書の中身は、様々な文書の集まりです。歴史書や詩や文学や、全部で39の文書の集まりです。それぞれ記された年代も、1000年近い隔たりがあり、それぞれの著者も、羊飼い、預言者、一国の王、何人もの様々な人々の手によります。
それだけ年代も著者も隔たりのある39の文書が、そろいもそろって、結局はイエス・キリストのことを示しているというのは、普通は考えられないことです。しかもそれが、確かにイエス・キリストの誕生によって実現したというのです。
それについて、辻つまの合う唯一の説明は、背後に神様のお働きがあった、旧約聖書39の文書の本当の著者は、お一人の神様だったということになります。ずっと、神様がイエス・キリストの誕生のことを教え続けておられ、そうしてその神様が御計画通りにイエス・キリストを誕生させたということしか、説明がつかないのです。
ですから、イエス・キリストが誕生したということ自体に、生きて働かれる神様を見出すことができるのです。