ご機嫌いかがですか、千葉県八千代市にあります勝田台教会の牧師をしております坂井孝宏と申します。
旧約聖書のコヘレトの言葉、12章1節の有名な御言葉を分かち合いましょう。
「青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ」
青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ、こういう言葉です。ここでは、単に創造主というのではなくて、「お前の」という「あなたの、あなたの」創造主に目を留めよと言われます。「あなたを造られた方」がおられるということを大切に考えなさいということです。
「あなたの創造主」がいるということは、あなたが生まれたのは、偶然ではないということです。人知を超えた深いご計画と愛情の中で、「あなた」は、「あなたの創造主」の御手により、特別な意図をもって創りだされました。その創造された本来の意図・本来の目的に沿って生きる時に、またあなたの尊厳は輝きだし、「あなたの創造主」は喜ばれます。
たとえば、包丁。包丁は、おいしい料理を作るために創られたのでありまして、それが人殺しのために用いられれば、輝きを失いますね。そして、その時一番悲しむのはおそらく、丹精込めてその包丁を生み出した職人さんではないでしょうか。
同じように、「あなた」が間違った道を歩めば、「あなたの創造主」は深く悲しみます。そうじゃなくて、聖書に示された、主イエスの教えに誠実に従い、愛と正義と平和の道を主と共に歩み始める時に、「あなた」の尊厳も輝きだすのです。