ご機嫌いかがですか、千葉県八千代市にあります勝田台教会の牧師をしております坂井孝宏と申します。
聖書においては、神が人を造ったと教えられます。旧約聖書のイザヤ書46章4節にはこういう御言葉もあります。「わたしはあなたたちを造った。わたしが担い、背負い、救い出す」。
わたしはあなたたちを造った。この「造った」という言葉には愛の響きがあります。大切な宝として造った。最愛の我が子として造った。あなたたちはわたしが作り出した大切な宝だと。だから、だれひとり見捨てる事などできない、必ず背負って救い出すという、愛のメッセージが込められています。
私たち一人一人が、神の愛を一身に受けて作り出された、かけがえのない存在だと聖書は教えてくれます。一人一人が、天地万物の創造者である大いなる神の最愛の作品です。
この宇宙というのは、人間の生存のために驚くほどぴったりに造られていて、しかも細部に至るまで正確に設計されているということが、科学が進むにつれてますます明らかになってきている今日です。
そんな風に神様は、大胆に言えばもう、人間のために、私のために、この宇宙も用意してくださったとさえ、言うことができるかもしれません。
それほどに愛されて、造り出された私たちです。だから自分で自分が愛せなくなることがあっても、私を造り出された神は、どこまでも私を愛していてくださるのです。