茨城放送をお聞きのみなさん、おはようございます。ひたちなか市足崎にありますひたちなか教会の牧師、小宮山裕一です。今日一日、お体にお気をつけてお過ごしください。
今日は、聖書に登場する人物の名前の由来についてお話をします。本日取り上げますのは「イサク」です。
イサクとは、「笑い」という意味です。なんとも変わった名前です。このイサクの両親は歳をとっていましたが、子供が与えられるというお告げを受けました。その時、母であったサラという人物が、こんな年老いた夫婦に子供ができるわけがないだろう、と思って思わず笑ってしまったのです。これが、イサクの名前の由来です。
たしかに、年老いた夫婦に子供が産まれると聞いたら、思わず笑い話か冗談だと思っても不思議はありません。人間が、この年老いた夫婦に子供が産まれるといったところで、笑いすら起きない悪い冗談だと思われるでしょう。しかし、このお告げを告げたのは神様でした。神様に不可能はありません。結果、この夫婦に子供が産まれたのです。二人は子供にイサクと名付けましたが、それは神様に不可能はないということを覚えるためだったのでしょう。
このイサク誕生からしばらくして、文字通り世界中を笑顔にするもう一人のイサクが、この世界に産まれました。イサクは年老いた女性からの誕生でしたが、このお方は男性を知ることなく産まれたのです。そのお方がイエス・キリストです。キリストは世界中の人を笑顔になさるおかたなのです。