今日もお元気にお過ごしですか。三郷教会の持田浩次です。
かつて神様は、アブラハムに子どもを与えてくださり、その子孫が星の数ほどに増えると約束されました。ところが、なかなか子どもは与えられませんでした。そして、アブラハムが百歳の時にイサクが生まれました。
イサクが若者になった時、神様はアブラハムにイサクをいけにえとして献げなさいと言われたのです。愛する息子の命を神様に献げるとは、どういうことでしょう。それにイサクが死んでしまったら、子孫が星の数ほど増えるという約束はどうなるのでしょうか。
次の朝早く、アブラハムはイサクを連れて山を目指して出発しました。イサクは薪を背負い、アブラハムが火と刀を持って山道を歩いていきました。イサクは父親に、ささげものの羊がどこにあるのか尋ねました。アブラハムは神様が備えてくださると答えました。
アブラハムがイサクを縛って刀を振り下ろそうとした時、天使が呼びかけてアブラハムを止めました。神様は信仰を試されたのです。
アブラハムがふと見ると、角をやぶに引っかけた一頭の雄羊がいました。アブラハムはその雄羊をイサクの代わりにささげました。
それから2千年、その山の上で、神のひとり子のイエス様が十字架にかかられました。イサクはイエス様を表していました。その時には、理由が分からなくても、神様が与えられる試練には必ず意味があるのです。
今日の聖書の言葉
「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」ヨハネによる福音書3章16節