今日もお元気にお過ごしですか。三郷教会の持田浩次です。
ある日、アブラハムが木陰に座っていると、三人の旅人を見かけました。駆け寄って、休んでいってくださいと声をかけ、三人をもてなしました。アブラハムが旅人だと思ったこの人たちは、神様と二人の天使だったのです。
それから、神様と二人の天使は、遠くを見下ろせる所に上っていったので、アブラハムも一緒についていきました。そこからソドムの町が見えました。神様は、その町の人たちが悪いことばかりしていたのでソドムの町を滅ぼすおつもりでした。
アブラハムは驚きました。ソドムには甥のロトが住んでいましたし、町が滅ぼされたら大変なことだと思い、神様にとりなしました。
アブラハムは神様にソドムの町に50人の正しい人がいたら赦してくださるようにとりなしました。神様は、もし正しい人が50人いたら町全体を赦すとおっしゃいました。
アブラハムは心配だったので、5人足りなければだめでしょうかと願うと、神様は45人いたら滅ぼすのはやめようとおっしゃいました。アブラハムはさらにとりなして、ついに、10人いれば滅ぼすのはやめようと神様はおっしゃってくださいました。
アブラハムのとりなしの祈りは、イエス・キリストが十字架でとりなしてくださったモデルです。イエス・キリストは、私たちの身代わりとなって、私たちのために罪が赦されるように、とりなしてくださったのです。
今日の聖書の言葉、イエス・キリストの言葉。
「イエスは言われた。『父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。』」ルカによる福音書23章34節