ごきげんいかがですか。千葉県八千代市にあります勝田台教会の坂井孝宏です。
聖書には、地上の富の空しさを伝える言葉がいくつもありますが、その中で、今朝は旧約聖書の箴言23章4から5節の言葉を共に分かち合いましょう。
「富を得ようとして労するな。分別をもって、やめておくがよい。目をそらすや否や、富は消え去る。鷲のように翼を生やして、天に飛び去る。」
富を得ようとして労するな、とこういうふうにありますが、これはなにも、地上の生活などどうでもいいと言っているのではありません。富がなければ、現実は生きてもいけません。
童話アリとキリギリスの、キリギリスのように遊んで生きることが勧められているのではないんですね。ただ、地上の貯金箱に心が縛り付けられていてはいけない、ということです。
同じ箴言の15章15節には、こんな言葉もあります。「貧しい人の一生は災いが多いが、心が朗らかなら、常に宴会にひとしい。」
翻訳によっていろいろと違うのですけれども、新共同訳聖書ではこういうふうに翻訳されております。貧しい人の一生は確かに災いが多いかもしれない、でも心が朗らかなら、常に宴会にひとしい。
心を朗らかに保つ秘訣は、イエス様を見上げることです。イエス様は私たちに、お金では決して買うことのできない、罪の赦しと永遠の命を与えてくださいました。この方が、毎日の生活にも、いつも必要な分だけ備えてくださいます。