おはようございます。小宮山裕一です。茨城高等専門学校のすぐ近く、ひたちなか市足崎にありますひたちなか教会の牧師をしています。
皆様はヘブライ語という言葉をご存じですか。ヘブライ語は現在のイスラエルの公用語です。そして、旧約聖書という書物はこのヘブライ語で書かれています。日本では、あまりなじみのないヘブライ語ですが、このヘブライ語には「アーメン」という言葉があります。
アーメンというヘブライ語、キリスト教を代表する言葉ですので皆様も耳にしたことがあるのではないでしょうか。このアーメン、「確かに」ですとか、「本当にその通りです」という意味があります。そして、このアーメンは主にお祈りの結びの言葉として使われます。祈った後に、アーメンとつぶやく。これは、今祈られたことが、確かに神様の耳に届いた。そのことを思い起こすために、祈りの最後にはアーメンと唱えます。
アーメン、と祈る時、私たちの祈りは確かに神様に届けられます。この世界を作られ、私達を守り、導いてくださる真の神様が、私達の祈りを聞いてくださる。これはアーメンと祈る人々にとって大いなる慰めです。私たちの祈りはただの独り言でも自己満足でもない。確かに神様が聞いてくださる。神様が祈りを聞いてくださり、神様の思いの中で祈りを聞きあげてくださる。私たちの祈りを超えて、最善を成し遂げてくださるのです。
祈りの思いが与えられたら、アーメンと祈りましょう。この祈りは確かに聞きあげられるのです。