おはようございます。小宮山裕一です。茨城高等専門学校のすぐ近く、ひたちなか市足崎にありますひたちなか教会の牧師をしています。
皆様はヘブライ語という言葉をご存じですか。ヘブライ語は現在のイスラエルの公用語です。そして、旧約聖書という書物はこのヘブライ語で書かれています。日本では、あまりなじみのないヘブライ語ですが、このヘブライ語には「シャローム」という言葉があります。
シャローム。これは、意味としては「平和」という意味です。そして、このシャロームは挨拶の言葉です。朝でも、昼でも、夜でもこのシャロームを挨拶に使います。挨拶を交わしながら、お互いに「平和がありますように」との思いを込めるのでしょう。
私たちは一日に何回挨拶をするでしょうか。人により多い少ないはあるでしょう。しかし、一回一回の挨拶にこのシャロームという言葉の意味を込めるのはどうでしょうか。今、挨拶をしているあなたに平和がありますように。このような願いです。
そしてこの平和がありますようにという挨拶は、神様に対する祈りでもあります。平和を実現してくださるのは、神様のお働きです。人間は争いを起こします。しかし、神様が働いてくださるところには平和があるのです。
この放送を聞いているお一人お一人に、神様からの平和、平安、安心がありますように。シャローム。