いかがお過ごしですか。新座志木教会の杉山です。
私たちは、キリスト教会で日曜日に説教が語られていることを知っています。さらに、そのような説教は当たり前のように準備され、語られるものだと思っています。
しかし、主イエスについてなにか語るということは実は簡単なことではありません。
主イエスには12人の特別な弟子たちがいました。彼らは、およそ三年間も主イエスと寝食を共にし、とりわけ、その教えに耳を傾け続けた人たちでした。そして彼らには特別な働きが任されていました。
使徒言行録にはこのような言葉があります。「ユダはわたしたちの仲間の一人であり、同じ任務を割り当てられていました」。
これを語っておりますのはペテロという弟子です。彼は、弟子仲間のユダが失敗したことを語ります。自分たちと同じ任務が委ねられていたにもかかわらず、彼は失敗をした。そこで、彼にかわる人を、主イエスのために働く人を選び出さなければならない。
そして、この最初の教会はふさわしい人を選び出しました。それは、主イエスから与えられた任務、すなわち、主イエスについて語ることが何よりも大切なことであったからです。
けれどもそこで思い出したいのは、ペテロもまた失敗した人であったということです。三回も主イエスを知らないといった人がペテロでした。しかし、神はそのペテロを立ち直らせ、任務を果たすものとして下さいました。
同じように私たちも失敗したと思った先になお、なすべきことがあるのではないでしょうか。