いかがお過ごしですか。新座志木教会の杉山です。
主イエスは、十字架の上で死なれた後、復活され弟子たちの前に現れたということが新約聖書に記されております。そして、ただ現れただけではなく、弟子たちに様々なことを教え、彼らがなすべきことを命令されたという様子も描かれております。
そこで今日は、一つのお言葉に注目します。それは、このようなものです。
「ヨハネは水で洗礼を授けたが、あなたがたは間もなく聖霊による洗礼を授けられる」。
ヨハネとは、主イエスのおとずれを予告し、人々に悔い改めを呼びかけ、水の洗礼を施した人です。しかし、今日では、この水の洗礼と、主イエスの言われた聖霊による洗礼とは、ただ一度キリスト教会の洗礼において同時に起きると考えられております。
そこで、なお考えたいのは、主イエスが言われました「あなたがたは洗礼を授けられる」というお言葉です。それはまずこの時、弟子たちが、神様のご計画に従って聖霊の洗礼を受けることになるということですが、それだけではなく、弟子たちに続いて私たちにも当てはまります。洗礼の時には、水という、悔い改めと清めのしるしと共に、霊にあずかります。
突然ですが、創世記の最初の所では、この世界の始まりの様子が描かれております。そこにすでに、水の面を動く霊が登場します。この世界の始まりからあり続けるのと同じ霊を受けることによって、洗礼を受ける人は神様による世界の歴史に参加するのです。