ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
神様は何でもおできになる全能のお方なら、世界の人を一瞬にしてクリスチャンにすればいいのに、などと思ったこともありました。
けれども、あえて神様は人間を用いて、人間を通して、神様のことが伝えられるようにしておられます。それはもどかしいことのように見えるかもしれません。しかし、神様のことですから、深い知恵があってそのようにしておられるはずです。何でもまるで魔法のようにパッと実現することが、果たして本当にいいことなのかどうか、確かに考えさせられます。
むしろイエス様を信じて救われ、神様を信じるようになった者が、その経験と喜びをもって今度は人に伝えていく、あるいは教会の集まりの中で、皆で一緒に少しずつでも神様を知っていく、その方が私たちにとっていいことに思われてきます。
共に信じるようになる喜びや神様の恵みを共に分かち合う喜びを覚えながら、信仰生活ができるということもあります。ですから、私たちは人から人へ伝えられていくということを大事にしたいのです。
神様を見せてみろとか、奇跡を示してみろとか、そんなふうに急いで結果を求めるよりも、人が語る言葉、伝える言葉、それに耳を傾けようではありませんか。それを通してご自身を示そうとしておられる神様を見出そうではありませんか。
あるいは、人がこういうメディアを用いて、あるいは様々な工夫、努力をしたりして、伝えようとしている働きを、大切に受け止めようではありませんか。そういう働きの中に、神様のお働きを見出そうではありませんか。神様は、人の働きを用いてあなたに語りかけているのです。