ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
イエス・キリストを信じてクリスチャンになると、神様の子とされます。神様と、父と子の関係にしていただけます。キリスト教はそのことを教えています。神様は父親ですから、愛情をもって子を養い、守り、育て、教育する務めがあります。それをしないということは父親としての務めを守らないということになります。人間の父親は、残念ながら時々そうなってしまうことがあるかもしれません。しかし、神様は完全なお方です。その神様ご自身が「あなたがたの父となる」とおっしゃってくださるのです。ですから、父親としての務めをしなかったり、投げ出したり、ということはあり得ません。それでは神様が嘘をつくことになってしまいます。
神様は、必ず愛情をもって子を養い、守り、育て、教育します。決して子を見捨てることはしません。時には教育や訓練のために、子に罰を与えなければならないこともあります。しかしそれも、子供のために愛情をもって行うのです。反対に子供は、親から叱られて罰を受けても、親子であることに疑いを持つことなく、また平気で「お父さん」と寄っていきます。何か手土産をもってお詫びを入れるなどという他人行儀なことはしません。
ところが、神様との関係がそういう他人行儀に考えられてしまうことがあります。どれだけお金をささげたら神様は受け入れてくれるだろうか、どれだけよいことをしたら神様は自分のことを気に入ってくれるだろうか、こんなだらしない自分はもう神様はお見捨てになるだろうか、などなど。
そういう見方は、神様との関係を親子ではなく、他人のように見ているということにならないでしょうか。神様の子とされる恵みを、皆で味わいたいのです。