いかがお過ごしでいらっしゃいますか。江古田教会の浅野正紀です。今日も聖書の教えに共に耳を傾けましょう。
「神の子」という表現が聖書の中には多くあります。今週一週間は、この「神の子」について考えています。
使徒パウロは、ガラテヤの信徒への手紙4章6節から7節で、こう語っています。
「あなたがたが子であることは、神が、『アッバ、父よ』と叫ぶ御子の霊を、わたしたちの心に送ってくださった事実から分かります。ですから、あなたはもはや奴隷ではなく、子です。子であれば、神によって立てられた相続人でもあるのです」。
私たちは、神の子イエスを救い主と信じることで、自らも神の子とされます。このことは、すなわち、神さまに対して、「父よ」と呼ぶことができるということです。神さまは、私たちが神さまに対して「父よ」と呼びかけることができるようになるために、御子イエス・キリストの霊を私たちの心に送ってくださいます。こうして私たちは、イエスさまと同じように神さまと親子のような親密な関係を築くことができます。
私たちは、神さまに絶対服従する奴隷ではありません。奴隷のように主人である神さまを恐れて生きていく必要はありません。小さな子どもが無邪気に親しみを込めて「お父さん」と呼ぶように、神さまに呼びかけることができます。それだけではなく、子が父親の持ち物を相続するように、私たちは、神さまから必要なものを与えられて生きていく特権も受けています。