今日もお元気にお過ごしですか。持田浩次です。
人からひどいことを言われたりして、仕返しをしたことがあるでしょうか。仕返しをすると、またその仕返しを受けて、どこまでもとめどなく続いてしまいます。そして、もっと強い仕返しをして、ひどくなっていきます。
そういう私たちに、イエス様はこういわれました。「あなたがたも聞いているとおり、『目には目を、歯には歯を』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。悪人に手向かってはならない。だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。」
「目には目を、歯には歯を」という言葉の意味は、「目」に被害を受けた時には、相手の「目」だけに罰を与え、「歯」を折られたら、「歯」だけに罰を与えるということです。
そのように罰を限定する意味で、この言葉が教えられていました。
それに対して、イエス様は、「しかし、わたしは言っておく。悪人に手向かってはならない。だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。」と言われました。
仕返しの繰り返しや憎しみを断ち切るには、自分が相手を赦し、愛することを教えられました。そして実際に、十字架に架けられたとき、人々の罪を赦してくださるように神様に祈られました。
仕返ししたくなる時、イエス様にならって、人を赦して、憎しみや恨みから自由になりましょう。
今日の聖書の言葉、イエス・キリストの言葉。
「イエスは言われた。『父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。』」ルカによる福音書23章34節