ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
「私は今、イエス様を信じて救われています。でも、もしこれから自分の心が病んでしまったり、認知症になってイエス様のことを分からなくなったら、私の救いはどうなってしまうのでしょうか」。先日、ある方から信仰についてこのような質問を受けました。
確かに私たち自身の抱えている状況は日々変っています。今までは当たり前のようにできていたことが、病気や老化のために突然できなくなると言うことも実際に起こります。今までは神様のことを喜び、日々感謝できていたのに、突然、それができなくなってしまったと言うことも起こりうるかもしれません。
それでは、そのような変化が起こった時に私たちに対する神様の救いの計画はどのようになるのでしょうか。私たちの変化に合わせて神様の計画も変り、私たちの救いが取り消されることがあるのでしょうか。
聖書は私たちを救うための神様の計画は、天地創造の前からすでに立てられていたものだと教えています。そしてその神様は私たちのすべてを、あらかじめ十分に知った上で、この計画を立てられたのです。つまり、神様の側から見れば私たちの人生に起こる変化はすべて計算済みであり、むしろ、その変化は神様の計画が実現するために起こるのです。だから私たちがたとえ変っても、私たちの救いは変らないと言えるのです。
聖書の言葉
「天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。」エフェソの信徒への手紙1章4節