いかがお過ごしでしょうか。東京練馬の光が丘にあります東洋宣教教会で牧師をしております、尾崎純と申します。
発明王のエジソンは、失敗についてこんなふうに言っています。「それは失敗じゃなくて、その方法ではうまくいかないことがわかったんだから成功なんだよ」。
エジソンはあきらめない人です。「もし、1万回失敗したら、どうしますか?」と聞かれると、「1万1回目の実験にとりかかるでしょう」と答えるような人です。そんな答えができるのは、「それは失敗ではなく成功だ」という発想があればこそだったんですね。エジソンの辞書に「失敗」という文字はないのです。全部、成功に向けての必要なステップであるわけです。
キリストは、こんなことを教えてくれています。「祈り求めるものはすべて既に得られたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになる」(マルコによる福音書11章24節)。与えられると確信して求めることができるかどうかに、どのような結果になるかがかかっているのです。
後になってから、「ああ、これがベストだったんだ」と思い知らされることはしばしばありますが、先立ってそう考えることの少ない自分自身を反省します。失敗は正しい道とそうでない道を見分ける、必要なステップです。失敗は、正しい道に戻されたということです。「最後には必ず願ったものが与えられる」という確信を持ちましょう。そう確信して、歩んでいきましょう。