いかがお過ごしでしょうか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も神様の御言葉に聞きたいと思います。
ある時、イエス様はエルサレム神殿の境内に入り、そこでの光景をご覧になって憤られました。それは「異邦人の庭」と呼ばれる場所で売り買いする人たちがいたからです。イエス様は、彼らを見て「わたしの家は、すべての国の人の祈りの家と呼ばれるべきである。ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にしてしまった。」と言われました。
当時、エルサレム神殿で行われていた祭りや礼拝には供え物が必要でした。その品物を整えるため、両替人や鳩を売る人たちがいたのです。従って、彼らが仕事をしていたこと自体は何の問題もありません。では、なぜイエス様は憤られたのでしょうか。その理由は、両替人たちが異邦人の庭で商売することばかりに気を取られ、神を礼拝するために集まってくる人々の行く手を妨げていたからです。
エルサレム神殿は「祈りの家」と呼ばれます。「祈りの家」とは、言い換えれば、「神を礼拝すること」「神とお会いすること」を意味します。イエス様は、ご自分に会おうとしている人との間を邪魔するのを嫌われたのです。それほどに、イエス様という御方は、私たち一人一人と会いたがっておられるのです。
そしてイエス様は、「わたしがあなたの神となり、あなたは私の民となる」と力強く私たちを守ってくださるのです。この幸いに、あなたも招かれているのです。