いかがお過ごしでしょうか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も神様の御言葉に聞きたいと思います。
ある時、イエス様は道端に生い茂っていたいちじくの木を遠くからご覧になり、近寄って果実を食べようとしました。しかし、実が一つもなかったので、このいちじくの木に向かって、「今から後いつまでも、お前から実を食べる者がないように」と言われました。翌日、その木は枯れており、それを見た弟子たちは大変驚きました。「実を食べる者がないように」と言っただけで、翌日には木が枯れてしまったからです。
イエス様は、驚く弟子たちに対して「神を信じなさい。はっきり言っておく。だれでもこの山に向かい、『立ち上がって、海に飛び込め』と言い、少しも疑わず、自分の言うとおりになると信じるならば、そのとおりになる。」と言われました。
いちじくの木が枯れる出来事が起こったのは、イエス様の力を現わす奇跡の意味ではありません。神を信じることの重要さを教える出来事でした。「山が立ち上がって海に入る」というのは、大きな障害物を取り除くことを意味する当時の慣用句だからです。
私たち一人一人の心に、イエス様という神を信じることを妨げる障害物があっても、「神であるイエス様を信じたい」と思えば、必ずその障害物は取り除かれます。イエス様に向かってそのように祈る時点で、もうあなたにはその信仰が芽生えていることを知ってください。