おはようございます。ひたちなか市足崎にありますひたちなか教会の牧師、小宮山裕一です。
藤城清治さん、という影絵作家の方がおられます。山梨県に影絵美術館という美術館があります。そこに、藤城さんの影絵の展示があります。私はそこで藤城さんが描いた聖書物語を見たことがあります。思わず目をこらしてみたくなるような、美しさと緻密さを備えた影絵でした。
あさのことばのホームページでも、この影絵をみることができますので、興味のある方はごらんになってくださればと思います。
影絵は、光と闇のコントラストで描く技法のようです。ここでは、闇や暗さ、黒という色が大切な役割を担っています。これも、影絵のおもしろさではないでしょうか。
私たちの日々の生活でも、明るいときもあれば、暗い時もあるでしょう。暗い時はこの暗さがずっと続くかのように感じます。それでも、明るくなれば、暗かったときのことはすぐに忘れてしまうこともあるでしょう。
このように、私たちの生涯にも、明るい時も暗いときもある。しかし、そうした一つ一つのコントラストが私たちの生涯を形作っているのです。
聖書は、私たちの生涯を絶えず、神様が導いておられるということを伝えています。神様はいうなれば、影絵の作家のようなお方です。私たちの生涯に、光と陰があったとしても、それは神様の視点からみれば美しい作品なのです。
私たちの生涯を形作ってくださっている、このお方に信頼したいと思います。