いかがお過ごしでいらっしゃいますか。江古田教会の浅野正紀です。今日も聖書の教えに共に耳を傾けましょう。
聖書の最初の書物、創世記によると、神は、人間を造り、人間が住むためにエデンの園を与えました。そして、神は、エデンの園の中央に、命の木と善悪の知識の木という二つの木を生えいでさせられました。そして神は、「善悪の知識の木からは、決して食べてはならない」と人間に命じました。こうして人間は、エデンの園で、神との約束の下で、神と共に生きていくことになりました。
ところが、最初の人間アダムは、神が「決して食べてはならない」と命じた善悪の知識の木から取って食べ、神との約束を破ってしまいました。
そのため、神は、人間が手を伸ばして命の木からも取って食べ、永遠に生きる者とならないために、エデンの園から追放しました。
創世記3章24節には、このように書いてあります。「こうしてアダムを追放し、命の木に至る道を守るために、エデンの園の東にケルビムと、きらめく剣の炎を置かれた」。
神は、神と人が共に生きるエデンの園を閉ざしてしまいました。こうして、神との約束を破る罪を犯した人間は、自分の力で神と共に生きる道を見いだすことはできなくなってしまいました。神と共に生きていくことができなくなってしまったことが、人間のあらゆる混乱と悲惨の原因です。