お元気にお過ごしですか。三郷教会の持田浩次です。
イエス様が十字架にかかられる一週間ほど前のことでした。エリコという町に、バルティマイという目の見えない人が道に座って、物乞いをしていました。
イエス様がエリコの町を出ようとされた時、バルティマイは「ダビデの子イエスよ、わたしを憐れんでください」と叫び続けました。イエス様を見つけられないバルティマイは、大きな声で叫んで、何とかイエス様にお会いしたかったのでしょう。ところが、周りの人たちは、彼を叱って黙らせようとしたのです。
イエス様が立ち止まって、彼を招かれると、彼は上着を脱ぎ捨て、躍り上がってイエス様のところに来ました。イエス様が、彼に「何をしてほしいのか」と尋ねると、彼は「目が見えるようになりたいのです」と答えました。イエス様が「行きなさい。あなたの信仰があなたを救った」といわれると、彼はすぐ見えるようになりました。
あなたがもしイエス様に「何をしてほしいのか」と尋ねられたら、何と答えるでしょうか。イエス様は、彼に何が一番必要かよくわかっておられました。その上で「何をしてほしいのか」と尋ねて、彼に必要なことをはっきりさせて、それから願いに応じられたのです。
同じように、イエス様はあなたが具体的に願うように求められます。忍耐強く叫び続けたバルティマイのように祈り続けましょう。
今日の聖書の言葉。
「イエスは、『何をしてほしいのか』と言われた。盲人は、『先生、目が見えるようになりたいのです』と言った。」マルコによる福音書10章51節